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生命保険は、日常起こるリスクのこと、将来のリスクのことに対して、大勢の人が公平に保険料を負担しあい、いざというときに給付を受けるという相互扶助の理念で成り立っています。 しかし、ここで注意しなければならないのは、リスクが人によって異なるということです。 リスクの相違する人々が同じ条件で生命保険に加入すると、保険制度の健全な運営ができなくなり、契約者間の公平が保たれなくなります。 このようなことを考慮すると、保険会社は契約を引き受ける際に、個々の契約の被保険者が 実体的リスク身体的リスク(医学的リスクともいいます)身体的リスクとは、被保険者の身体・健康上の危険のこと。 環境的リスク環境的リスクとは、被保険者の生活環境全般に関する危険のこと。 道徳的リスク道徳的リスク(モラルリスクともいいます)保険を利用して、不当な利益を得ようとする心理状態のこと。 通常の健康状態と通常の環境にある人は、生命保険の必要性を痛感することは少ないです。 もし、生命保険会社が無選択に保険加入の申し出を受ければ、生命保険加入の必要性を感じている人が、必要性を感じている人よりも相対的に多くなってしまうことが予想されます。 このような状態を回避するため、生命保険会社は、被保険者を無差別に加入することを避け、被保険者の選択を行うのです。 このように生命保険会社がその本来の目的を遂行するためには、被保険者の選択つまり、危険選択を行うことが、重要かつ不可欠なものとなるのです。
2005.5.22記事 2007.7更新 |
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