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病気やケガをしたときに、全額自己負担で治療をしなくてもよい「国民皆保険」制度については、社会保障制度〜医療制度のしくみ〜ですでに勉強しましたが、「国民皆保険」制度はすべての治療法が適用になるわけではありません。 難病などの新しい治療法や手術法は、最初は特定の大学病院などで研究・開発が行われます。 ある程度の新治療法が実績をつみ、治療法として確立されてきたと厚生労働省が判断すると「先進医療」として承認されます。先進医療は、新しい医療技術の出現や、医療に対するニーズの多様化に対応して、先進的な医療技術と一般の保険診療の調整を図る制度です。 先進医療に認められると、その先進医療にかかる技術料以外、たとえば診察料、検査料、投薬料、入院費などは公的医療保険が適用となるため、患者の自己負担はぐっと減ります。
先進医療を実施している医療機関の一覧
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html 実際、先進医療で治療した場合の自己負担を計算してみましょう。 <例> 一般の被保険者(70歳未満)で、1ヶ月の医療費がおよそ300万円かかったとします。 ■患者の最終負担額
2004.11.14記事 2007.7更新 |
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