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「どうして保険に加入するのだろう。」「保険に加入しているのだけど、どうして安心できないのだろう。」という疑問をお持ちの方は、「保険加入を検討するときの5つのポイント」の中の1つである「必要保障額はいくら?」がわかると安心できるようになります。 「もし万が一自分に何かあったときに、困る人は誰か?そしてその人にはいくら用意しなくてはいけないのか?」という必要保障額を知った上で、保険加入を検討していくことが重要です。 必要保障額は一人一人異なりますが、今回は、お子様がいる家庭で大黒柱が亡くなった場合の必要保障額の算出方法を勉強します。 必要保障額は、2つの期間に分けて計算します。 現在の生活水準をもとに、遺族が年間どのくらいの生活費を必要とするかを見積もります。末子が独立するまでの期間は、現在の生活費の70%を目安とします。 STEP1:末子独立までの生活費の計算…A●現在の1年間の生活費×70%×(末子独立の年齢−末子の現在年齢)
⇒ 一般的に、末子独立の年齢は22歳とします。 末子独立後、配偶者が1人で平均余命まで生活する期間は、現在の生活費の50%を目安とします。 STEP2:末子独立後の配偶者との生活費の計算…B●現在の1年間の生活費×50%
×(配偶者の平均寿命−末子独立時の配偶者の年齢) ⇒配偶者の平均寿命は、女性の場合は85歳、男性の場合は78歳です。 平均余命とは、各年齢の個人が平均的にあとどれくらい生きられるかを表す数値です。特に0歳の人の平均余命を平均寿命といいます。 STEP3:別途必要資金の計算…Cお子様の教育資金や結婚資金(親の援助額)、住居費用、葬儀費用など生活費以外で、別途まとまって必要になる資金を見積もります。 ●お子様の教育資金
(幼稚園から高校まで国公立で、大学は私立の場合) … 1人1,000万円 ●お子様の結婚援助 1人 … 100万円 ●葬儀代 … 500万円 ⇒あくまでも一例です。 STEP4:収入見込み(世帯主死亡時または死亡後に予定できる収入)…D+E+F+G遺族年金、死亡退職金や預貯金などの収入を見積もります。 ●社会保障(遺族年金など) ・・・D STEP1からSTPE4までの各数値から必要保障額を算出します。 ライフプランの変更や経済状況の変化などによって必要保障額は増減するものです。
2004.9.12記事 2007.7更新 |
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